専修学校は各種学校を母体として、昭和50年の学校教育法の一部改正により、昭和51年から発足した学校です。学校教育法第82条の2で、専修学校の目的は「職業もしくは実際生活に必要な能力を育成し、また教養の向上を図る」と定めています。
注1:
専修年限2年以上、課程の修了に必要な総授業時間数が1700時間以上の専門学校卒業生(大学入学資格を有するものに限る。)に限る。
注2:
文部科学省の指定を受けた授業年限3年以上の高等専修学校卒業生に限る。
専門学校とは高等学校卒業者を対象とする専門課程を設置している専修学校のことで、設置基準等で各種学校とは異なるもので、学校教育法で認められた、大学や短期大学とならぶ高等学校卒業者を受け入れる主要な高等教育機関です。
専修学校は
1.修業年限が1年以上であること。
2.年間の授業時数800時間以上であること。
■専門士の称号
「専門士」は、専門学校での学習の成果を適切に評価する称号です。
平成7年1月より、以下の3つの要件を満たしていると認められた学校(学科ごとに指定)を卒業した者に、文部科学大臣告示(平成6年文部省告示第84号)により「専門士」の公的称号が付与されています。
@
修業年限2年以上であること
A
課程の修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上であること
B
試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の評価を行っていること
■大学への編入学
平成10年6月5日、学校教育法等の一部が改正され、2つの要件@修業年限2年以上、A課程の修了に要する総授業時間数が1,00時間以上を満たす専門学校の修了者(大学入学資格を有する者に限る。)は、平成11年4月から大学に編入できることとなりました。
■「高度専門士」の称号
高度専門士は、近年の産業や社会のニーズを背景に、専門学校における教育内容の高度化、修業年限の長期化が進んでいることを踏まえ、一定の基準を満たした4年制専門学校の修了者を評価する新たな称号です。
平成18年春から、以下の要件を満たしていると認められた学校(学科ごとに指定)を卒業した者に、文部科学省大臣告示(平成17年文部科学省告示第138号)により「高度専門士」の公的称号が付与されます。
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修業年限4年以上であること
A
課程の修了に必要な総授業時間数が3,400時間以上であること
B
体系的に教育課程が編成されていること
C
試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の評価を行っていること
■大学院入学資格付与
学習者の立場に立ち、高等教育機関相互の接続の円滑化を図るため、平成17年9月に学校教育法施行規定の一部が改正され、一定の要件(高度専門士と同一)を満たしていると認められた4年制専門学校の修了者に、平成18年春から大学院入学資格が付与されることとなりました。
これにより4年制専門学校は制度上でも、4年制大学と双璧を為す高等教育機関となりました。
高等課程は、中学校卒業またはこれに準ずる学校の卒業者、つまり、義務教育修了者が進学出来る課程です。
また、修学年限、分野別の考え方は、専門課程と全く同じですが、卒業(修了)者に与えられる資格などは、当然のこととして異なります。
高等課程の場合は、修業年限が3年以上の課程で、文部科学大臣が指定した学校(大学入学資格付与校)については、高校卒業者と同等以上の学力があると認められる者として、大学入学の資格が与えられます。
そのほか、製菓衛生師や3級自動車整備士の受験資格等が得られます。以上のように高等課程の卒業者には、いろいろな国家資格の受験資格や卒業することにより取得出来る資格、全国的な団体が実施する資格検定などで有利な取り扱いが受けられる場合がありますので、希望の分野の学校や行きたい学校などで確認してください。
また、技能連携といって、通信制の高等学校と連携し専修学校卒業資格とは別に高等学校卒業資格も取れるようになっている学校がありますので、個別の学校で確認してください。
■大学入学資格付与指定校制度について
昭和61年から、文部科学省により、一定の要件を備えた修業年限3年以上の高等専修学校の卒業者に対し、大学入学資格が付与されることになりました。これによって文部科学大臣の指定を受けた高等専修学校卒業者は、大学入学に関して、高等学校の卒業者と同等以上の学力があることが公に認められ、高等専修学校が高校と並ぶ後期中等教育の重要な一翼を担うものであることが、一層明確にされました。
それまで高等専修学校から大学・短大等への進学を希望する場合は、文部科学省の定める大学入学資格検定(大検)を経なければなりませんでした。しかし、この大学入学資格検定が高等専修学校に付与されてからは、指定された高等専修学校の卒業がそのまま上級学校進学につながる道となりました。
専修学校のうち、高等課程、専門課程以外の教育を行っているのが一般課程で、入学資格や年齢に関係なく、誰でも自由に専門的な知識・技術を学べる課程です。教育環境基準が、専門課程や高等課程より緩やかになっているのが特色で、今後の生涯学習への期待も高い課程です。
専修学校にはあらゆる職業、技能などに直結した学科が設置されています。
それらは大きく次の8つの分野(工業関係、農業関係、医療関係、衛生関係、教育・社会福祉関係、商業実務関係、服飾・家政関係、文化・教養関係)に分類されています。
▽工業関係=
情報処理、土木、建築、電気工学、電気工事、測量、機械、製図、自動車整備、空調、放送音響工学、メカトロ、マルチメディアなど
▽農業関係=
園芸、バイオテクノロジー、造園、フラワーデザインなど
▽医療関係=
看護、歯科技工士、歯科衛生士、臨床工学技師、臨床検査技師、診療放射線技師、理学療法士、作業療法士、リハビリテーション、はり、きゅう、あんま、マッサージ、柔道整復など
▽衛生関係=
調理師、栄養士、製菓衛生師、理容師、美容師など
▽教育・社会福祉関係=
幼稚園教諭、保育士、社会福祉士、介護福祉士、中学音楽教諭など
▽商業実務関係=
経理、簿記、ビジネス、秘書、医療秘書、医療事務、税理士、公認会計士、観光、イベント、ホテル、旅行、フライトテンダント、マスコミ、速記など
▽服飾・家政関係=
洋裁、和裁、編物、ニット、ファッション、パタンナー、アパレル、デザイン、ファッションビジネス、スタイリストなど
▽文化・教養関係=
外国語、通訳ガイド、デザイン、インテリアデザイン、ビジュアルデザイン、グラフィックデザイン、アニメーション、美術、ジュエリーデザイン、メイクアップアーティスト、エステティシャン、ネイリスト、写真、染色、音楽、体育、法律、公務員、動物管理など
各種学校は、職業技術、実際生活、教養などの教育機関のうち、専修学校以外で修業期間等に柔軟性を持った基準(各種学校規程)で設置されている学校群のことです。自由で特色ある教育・地域に密着した生涯学習機関として、幅広い年齢層(社会人・学生・主婦など)が学べる学校です。公共交通機関の学割制度も適用されています。連合会の会員校としては工業、服飾・家政及び文化・教養の3分野の各種学校があります。
■無認可校について
上記以外にも学校らしき名前の付いた教育施設が沢山あります。専修学校、各種学校は都道府県知事の認可を受けた正規の学校であり、このホームぺージで紹介してある石川県専修学校各種学校連合会加盟の学校は全て石川県知事の認可校です。
よく高校の進路指導室や生徒の自宅へ送られてくる進学情報誌の中に、上記の学校と混同されがちな名前の付いた無認可校のものも混在しているケースが見られます。認可校と無認可校とでは資格の取得や通学定期、奨学金制度の特典、卒業後の待遇、「専門士」の称号付与、大学編入学等の面で大きな格差があります。前もってよく教育内容や待遇等を調べ、納得の上で進路を選択することが肝要です。
社団法人 石川県専修学校各種学校連合会
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